【 愛しのV-max4 1000cc と雪中行軍の思い出をご紹介いたします 】

現在はアクティク・キャットスキードゥ等の凄いマシーンが乱立しておりますが当時は、私の乗っていた、このYAMAHAのV-max4は世界最強と呼ぶに相応しいマシーンでした。
エンジンは軽く10,000rpm近く回り、雪原での最高速度は 220Km/h でした。


懺悔です スミマセン! 多くの国立公園の名立たる峰峯を殆ど登頂し、榛松の上を走り、アタックに邪魔な沢山の木々を切り自然を破壊した為に神様のバチが当り暑寒で骨折しました。
深く反省してスノーモービルは引退して今は地球温暖化に貢献しています。  m(__)m


北海道を代表する2290mの頂きに駆け上るとそこは、今まで見た事の無い真っ青な空と
純白の風紋、そして眼下に広がる広大な雪原。

まさに、自分が天地創造の神になったかのような錯覚にとらわれる瞬間でした。

ただ、駆け上がると言っても簡単な事ではなく数台のパーティーをくみ、裾野から押したり引いたりの連続で悪戦苦闘し最後の壁面をPowerに物を言わせて命懸けで駆け上がった事を今でも懐かしく思い出します。
'93年の3月に私が誤って暑寒の滝壺に転落し寒中水泳をした時にメンバーがマシーンと私を上げてくれている写真です。

死ぬかと思いました (ーー;)
一時の休息時間でもマシーンのメンテナンスと燃料の補給は怠りません。

燃料はハイオク混合で
リッター2.5Km程度の大食いでした。
樹氷の中のスナップ・ショットです。
出来れば、もう一度行って見たいですね。
2サイクル水平4気筒1000cc
BENDER FASTのパーツはよく使いました。
ピークで180HP位出ていたでしょう。
右はスターターを軽くする為の自作大径リコイルスターターを取り付けたところです。
足回りは全て自作で油圧のトラクションコントローラーを作りました。
左は足回りの設計の為に作ったシュミレーション・モデルです
サスペンションについては不等ピッチのコイルが手に入らなかったので線径とレートの違うスプリングを2本組み合わせて使用しました。
この勇壮な後ろ姿
車輪は軽量の為に全てMCナイロンからの自作削りだしです
パワーに負けてキャタ飛びがしないようにラチェットホイルを自作しました。
これで、かなりトラックを緩めてもキャタ飛びはしなくなりました。
リア・バンパーは伸縮型にした方が邪魔にならず、またスタックした時は伸ばしてリーチを長くした方が軽く持ち上げられますね。
MIE(佐野商会さんの親戚のモリオ・イトー・エンタープライズ)さんにお願いしたシリンダーのボアアップと再ニカジル・メッキです。
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