3Dプリンター 投稿者:YUSA 投稿日:2024/03/13(Wed) 16:20 No.7755 このプリンターはレベリングしても都度ノズルの高さが若干変化するために高さ寸法の精度合わせが難しいようです。 これは潜在的な問題で、どうやらX軸に関係があるようです。 と・いうのはエクストレーダー(ノズル)がX軸のレールに沿って樹脂車輪で走行するためにX方向の移動の度に微妙に上下し簡単に言うと上下にブレます。 ゆえに、テストインジケーターを取り付けて見ると4隅や中央で測定の度に数値が再現性が無く変化してしまいました。 なので結果的に段積みされて行く立壁(外壁)も平らではなくなりますね。 でX軸のリニアキットをAmazonで購入して取り付けて見たところ格段の精度向上が出来ました。 レベリングも何度やっても同じ数値になりますので調整しやすくなりました。 実際の印刷では以前は50〜80mm/sの速度で印刷していたのですが現在は150〜200mm/sで印刷しても以前より寸法精度も壁面の仕上がりも規則的な艶が出て申し分ありません。 X軸 換装前の標準状態 添付:7755.jpg (591KB) Re: 3Dプリンター - YUSA 2024/03/13(Wed) 16:22 No.7756
X軸換装後の状態です Re: 3Dプリンター - YUSA 2024/03/13(Wed) 16:47 No.7757 [私のレベリング方法] 下記作業でレベリングをしたら、後は印刷に異常が出ない限り、ずぅ〜と そのままで使っています。 @手でベットを移動させ既に作ってある41mmのプリセットゲージでプリンター本体の上面からヒートベット上面までの高さを4隅で揃えます。 ゲージのセット位置はX軸の真下辺りにおいて調整します。 A[ABS準備]でテーブルとノズルの温度を印刷時と同じ温度まで昇温します。 B[手動レベリング]を使いテーブルの4隅のノズルとのクリアランスを調整します。 4隅でノズルとベットの間にコピー用紙を挟み若干きつめの手応えがあるぐらいにレベリングノブを回して調整します。 これは一度では無く何度も繰り返し4隅全てが同じ感覚になるよう拘ります。 B[自動レベリング]を使いレベリングを行います。 C再度Bと同じ事を行い完了と致します。 Re: 3Dプリンター - YUSA 2024/03/13(Wed) 17:13 No.7758 ちなみにX軸はこれを使いました。 正味作業時間は30分程度の簡単作業でした。 (^-^) Re: 3Dプリンター - YUSA 2024/03/14(Thu) 09:00 No.7759 追伸 このプリンターのビルドプレート(ヒートベット)表面は一般的には平らではなく歪んでいるようです。 私の場合は4隅を合わせると中央が若干凹んでいます(中央が低い)。 大きな問題はありませんが気分的に良くないので磁気ビルドプレートを一旦剥がしてベット中央の凹んだ部分にカプトーンテープを貼付け底上げをして再度、磁気ビルドプレートを張り付けて使っています。 また私の場合、印刷終了の度に磁気ビルドプレートごと外して印刷物を取り出すような事はしておりません。 と・言うのは磁気ビルドプレートを剥がすと、その度にレベリングを行わなければならないので面倒だからです。 印刷終了後 10分も待てばベットの温度が下がり簡単に取り外せるからです(特に収縮の大きいABSは) それと私の場合は印刷の度に磁気ビルドプレートの表面を精製水で拭いてから印刷を行っております。 また密着を気にする場合はアルコールで拭く事もありますね。 以上 東出さん参考にして下さい (^-^) Re: 3Dプリンター - YUSA 2024/03/14(Thu) 09:11 No.7760 実はY軸もリニアに換装してみたのです。 (^^;) Re: 3Dプリンター - YUSA 2024/03/14(Thu) 09:45 No.7761 ところが、これはかなりの曲者で悩みながら8時間ほど作業に掛かりました。 作業自体は簡単なのですが取説もついてこないし調整が難しいでした。 既設の樹脂ローラーを外してY軸のアルミフレームの両脇にリニアのレールを取り付けるわけですが左右のリニアブロックにより2点拘束となる為に非常にシビアな調整をしなければ軽くスムースに動いてくれません、動きが固くてゴリゴリして改悪状態になります。 リニアを取り付ける時、我々はレール側もブロック側も一旦フライス盤で基準面を作ってから取り付けてダイアルゲージを当てながら調整して取り付けるわけですが、これはボルトオンタイプなので、そうもいかず組立に無理があります。 X軸はリニアが1本なので何の問題も無く簡単に取り付くのですが短い間隔で2本背面合わせとなると厳しいです。 結果、リニアのレールをY軸の左右側面に仮止めしてマイクロメーターで幅を計り薄紙などをシムにして一定の間隔に調整しました。 次にディプスマイクロメーターを使って左右2本のレールの高さを前後で合わせました。 ところがリニアブロックに取り付けたビルドベット取付用金具にベットのベースを4本のボルトで締め付けたら大分良くなったのですが、まだ重たくリニアの良さが有りません。 これは取付用金具の加工精度とベットのベースの歪みが原因のようです。 仕方なく取付金具にベットのベースの片方側の2本のボルトだけ締め込み、もう一方のブロックとベットのベースの隙間にシムをいれて締め込み摺動させてシュルシュルと軽く動くようになるまで何度もシム調整をしました。 今考えれば、このベットのベースへの取付用金具の取付面に2液性パテを塗り摺動の良い状態で軽くボルトを締めパテの硬化後に本締めをした方が簡単だったかもしれませんね (^^;) まぁ何とか組立調整が完了致しましたので良しとします。 |